
サイエンス
研究のことを、平易に。
9つの章。研究背景と、化粧品として言えること・言えないことを、章ごとに整理しています。
再生医療研究の背景と、化粧品開発の境界
Genrêverの処方開発は、再生医療領域の研究知見を出発点にしていますが、製品として販売しているのはあくまで化粧品です。
再生医療の研究領域では、細胞や培養液を用いた基礎研究が進められています。Genrêverはこうした研究分野の背景知識を化粧品開発のヒントとして参照しますが、化粧品そのものが医療的な効果をもたらすわけではありません。
以降の章では、それぞれの原料・技術について「研究背景」「化粧品で言えること」「言えないこと」の3つに分けてご説明します。
研究背景
再生医療分野では、細胞や培養液を用いた基礎研究・応用研究が国内外で行われています。
化粧品で言えること
そうした研究領域を背景に処方開発を行っていること、成分の一般的な役割をご紹介できます。
言えないこと
化粧品が疾患を治療する、細胞を再生させる、医療行為に相当する効果をもたらすとは言えません。
01研究と製品の分離
研究背景として参照している知見と、化粧品として販売する製品の効能表現は、明確に切り分けています。
02化粧品の枠組み
日本の薬機法上、化粧品が標榜できる効能効果には範囲があり、Genrêverはその範囲内での表現にとどめます。
03断定を避ける姿勢
「治る」「再生する」「若返る」など、医療的な結果を約束する表現は用いません。

A/ヒト幹細胞順化培養液
「ヒト幹細胞順化培養液」は、細胞を培養する過程で生じる液体成分に着目した化粧品原料です。細胞そのものを配合しているわけではありません。
ヒト幹細胞順化培養液
保湿・整肌原料
細胞培養の過程で得られる液体成分。研究背景として参照しつつ、化粧品原料としての一般的な役割のみをご説明します。
化粧品表示名称
- ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液
- ヒト臍帯血細胞順化培養液
- ヒト線維芽細胞順化培養液
- ヒト脂肪間質細胞順化培養液
- ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム
- ヒト(サイタイ血/間葉系)幹細胞順化培養液
- NAD+エクソソーム
上記は取り扱いのある原料であり、すべてのGENRÊVER商品への配合を意味するものではありません。
各商品の配合成分は商品ごとの全成分表示をご確認ください。
順化培養液とエクソソームは異なる区分の原料であり、同じものではありません。
用語の区別
ヒト幹細胞順化培養液は、ヒト幹細胞を培養する過程で得られる培養上清から細胞そのものを取り除いた、化粧品原料の区分です。一方、Polypeptide Enriched Media(PEM/ポリペプチド強化培養液)は、Invitrxが説明・提供する独自の原料・技術名称であり、日本国内におけるヒト幹細胞順化培養液の一般名称や同義語ではありません。両者は由来、製造方法、規格、成分構成、表示名称を個別に確認し、区別して記載します。製品に使用される原料の正式な表示名称は、各商品の全成分表示をご確認ください。
01細胞は配合しない
配合されるのは培養の過程で液体側に生じる成分であり、生きた細胞や組織そのものではありません。
02原料としての位置づけ
化粧品原料の一つとして、保湿・整肌を目的とする処方の中で他の成分と組み合わせて使用します。
03呼称のばらつき
「幹細胞培養液」「順化培養液」など呼称が原料により異なるため、当ブランドでは原料台帳に基づく名称を使用します。

培養液に含まれるとされる成分について
培養液にはサイトカイン、成長因子、アミノ酸などが含まれるとされます。これらは学術的に報告されている一般的な分類名であり、Genrêver製品の効果を断定するものではありません。
分類
サイトカイン
細胞間の情報伝達に関わるとされるたんぱく質の総称。学術文献で一般的に用いられる分類名です。
分類
成長因子
細胞の働きに関わるとされるたんぱく質群の総称です。化粧品としての効果を保証するものではありません。
分類
アミノ酸
保湿成分として化粧品に広く使われる、比較的なじみのある成分分類です。
これらは原料メーカーの技術資料や学術論文で報告されている一般的な成分分類であり、Genrêver製品に配合された個々の成分の含有量や、肌への具体的な作用を示すものではありません。
研究背景
培養液の一般的な構成成分として、サイトカイン・成長因子・アミノ酸などが学術的に報告されています。
化粧品で言えること
これらが原料の一般的な構成として知られていること、保湿・整肌を目的に配合していることをご説明できます。
言えないこと
特定の成長因子が肌の中でどのように働くか、細胞を活性化させるといった医学的な作用は言えません。
米国Invitrxの研究背景から選んだ培養液
Invitrx Therapeutics は2003年創業の米国企業です。公式サイトでは、成人幹細胞技術・再生医療・細胞関連技術を背景とし、研究および製造施設、品質管理体制、そして原料である Polypeptide Enriched Media(PEM)を紹介しています。
GENRÊVERは、運営会社からの提供情報として、Invitrxの培養液を活用しているとご説明しています。Invitrx Therapeuticsとの日本国内独占販売契約は完了しています。
Polypeptide Enriched Media(PEM)は、日本語では「ポリペプチド強化培地/培養液」にあたります。メーカー資料では、臍帯血由来幹細胞の培養液を背景とし、サイトカインや成長因子など多様なタンパク質を含む原料として説明されています。
「幹細胞そのものを化粧品に配合している」のではありません。細胞培養の過程で得られる液体成分に着目した化粧品原料です。生きた細胞や組織は配合していません。
用語の区別
ヒト幹細胞順化培養液は、ヒト幹細胞を培養する過程で得られる培養上清から細胞そのものを取り除いた、化粧品原料の区分です。一方、Polypeptide Enriched Media(PEM/ポリペプチド強化培養液)は、Invitrxが説明・提供する独自の原料・技術名称であり、日本国内におけるヒト幹細胞順化培養液の一般名称や同義語ではありません。両者は由来、製造方法、規格、成分構成、表示名称を個別に確認し、区別して記載します。製品に使用される原料の正式な表示名称は、各商品の全成分表示をご確認ください。
01
原料
培養工程で得られる液体成分を、化粧品原料として調製します。細胞そのものは含みません。
02
分析
メーカー側で、含まれるタンパク質・情報伝達因子の量(pg/mL)が測定されます。掲載値はその提供資料の転記です。
03
処方
GENRÊVERの処方では、他の保湿・整肌成分と組み合わせ、使用感と安定性を見ながら配合量を調整します。配合量は確認中です。
04
化粧品での役割
うるおいを与え、乾燥を防ぎ、キメを整えること。うるおいによるハリ・ツヤのある肌印象を支えることを目的としています。
数の扱い
「380種類」という表記について
メーカー提供資料では380種類と説明されています。現在サイトで個別の測定値を確認できる資料は約30項目です。380項目すべての測定表を掲載するものではありません。
この「380種類」は、GENRÊVER完成品に含まれる成分数でも、効果の数でも、臨床的な効果を示す数値でもありません。
Invitra-OPで確認された成長因子・サイトカイン(メーカー提供資料、pg/mL)
| 項目 | 分類 | pg/mL |
|---|---|---|
| TGF-β1 | 成長因子 | 2010.0 |
| TGF-β2 | 成長因子 | 733.0 |
| TGF-β3 | 成長因子 | 82.0 |
| PDGF-AA | 成長因子 | 1620.0 |
| PDGF-AB-BB | 成長因子 | 128.25 |
| EGF | 成長因子 | 28.0 |
| VEGF | 成長因子 | 14.0 |
| PGF2 | その他因子 | 432.0 |
| MIP-1α | サイトカイン | 45.20 |
| GM-CSF | サイトカイン | 109.7 |
| IL-4 | インターロイキン | 420.1 |
| IL-6 | インターロイキン | 427.0 |
| IL-8 | インターロイキン | 420.1 |
| MCP-1 | サイトカイン | 756.0 |
HA4・低分子ヒアルロン酸
正式名称:加水分解ヒアルロン酸Na。「HA4」はブランド/開発上の呼称であり、全成分表示上の名称は「加水分解ヒアルロン酸Na」です。HA4とは、分子量の異なる複数のヒアルロン酸系保湿成分を組み合わせる考え方です。分子量ごとに角層でのふるまいが異なるとされ、複数を重ねることで保湿感を設計します。
HA4(複数分子量のヒアルロン酸)
保湿成分
分子量の異なるヒアルロン酸系成分を組み合わせ、角層のうるおいを保つことを目的に設計しています。
低分子ヒアルロン酸
保湿成分
分子量を小さくしたヒアルロン酸系成分で、角層になじみやすいテクスチャー設計に用いています。
研究背景
分子量によりヒアルロン酸の角層でのふるまいが異なると一般に報告されています。
化粧品で言えること
複数分子量を組み合わせて角層のうるおいを保つ設計であることをご説明できます。
言えないこと
ヒアルロン酸が真皮まで浸透する、しわを治す、といった表現はできません。
01分子量の違い
高分子は肌表面に均一な膜を、低分子・低分子化されたヒアルロン酸は角層のすきまへのなじみを目的に選びます。
02うるおいの持続感
複数分子量を重ねる設計により、使用直後だけでなく時間が経ってもうるおい感を保ちやすくします。
03角層までの範囲
ここで言う「届く」は角層までを指し、真皮など肌の奥に浸透することを意味しません。

角層までの届け方——「浸透」とテクスチャー設計
Genrêverが使う「浸透」は、角層までを指す言葉です。テクスチャー(のび・なじみ・使い心地)を繰り返し試作し、角層になじみやすい処方に調整します。
「肌の奥まで浸透する」といった、真皮への浸透を示唆する表現は使用しません。角層は肌の最も外側にある層で、化粧品が主に作用する範囲です。
研究背景
角層の水分保持機能や、剤形設計が使用感に与える影響は、化粧品科学の一般的な研究領域です。
化粧品で言えること
角層までのなじみやすさを目的にテクスチャーを設計していることをご説明できます。
言えないこと
成分が真皮や血流にまで浸透する、といった表現はできません。
01のび
指で広げたときの伸びやすさを、使用量の目安とあわせて確認します。
02なじみ
肌表面に均一になじむまでの時間や、べたつきの残り方を確認します。
03使い心地
重ね付けやその後のスキンケアとの相性を確かめ、日々続けやすい使用感に整えます。

成人細胞リプログラミング研究の背景
再生医療領域では、成人の細胞を初期化・再プログラミングする研究が進められています。Genrêverはこの研究領域を背景情報としてご紹介するにとどめ、化粧品への応用を断定する表現は行いません。
成人細胞のリプログラミングは再生医療・発生生物学の研究分野であり、Genrêverの研究チームはこの分野の学術的な進展を継続的に把握しています。
研究背景
成人細胞のリプログラミングは、再生医療・発生生物学領域で研究が進む分野です。
化粧品で言えること
この研究領域を継続的に把握し、処方開発の背景情報としていることをご紹介できます。
言えないこと
Genrêver製品がこの研究成果を応用している、細胞を若返らせる、といった表現はできません。

処方調整と品質管理
ひとつの処方が仕上がるまでに、配合バランスを何百、何千通りも試作・調整します。製造は日本国内の工場で、当社の品質基準に沿って管理しています。
- 配合調整
- 使用感・安定性・香りの両立を目指し、繰り返し試作します。
- 製造拠点
- 日本国内の工場(詳細はJSBA認定パネルをご参照ください)
研究背景
処方の安定性評価や品質管理の手法は、化粧品科学および製造管理の一般的な実務領域です。
化粧品で言えること
配合調整を重ねていること、日本国内の工場で製造管理を行っていることをご説明できます。
言えないこと
未確認の配合量や試作回数の具体的な数値を断定的に示すことはできません。
01配合の試作
使用感、安定性、香りなどのバランスが整うまで、配合比率を繰り返し見直します。
02安定性の確認
温度や経時変化による分離・変色がないか、社内基準に基づいて確認します。
03国内での製造管理
製造は日本国内の工場で行い、工程ごとの管理記録を確認しています。

08 · 品質・認証
JSBA認定について
JSBA(日本スキンケア協会、原文表記に準ずる)による認定は、企業単位で取得しているものです。証書が確認できた範囲でのみ、内容を表示しています。
JSBA Certification
JSBA認定(企業・取扱原料に関する認定証)
Certification No. 18201178
- 発行日:
- 10 August 2023 / 2023年8月10日
- 名義:
- 株式会社INSTINCT BROTHERS (Instinct Brothers Co., Ltd.)
- 製造工場:
- 株式会社Artisans Production
- 許可番号:
- 22CZ200198
本認定証の名義である株式会社INSTINCT BROTHERSは、Genrêverブランドの運営会社です。本認定証は企業および記載の取扱原料に関するものであり、当サイト掲載の全商品がJSBA認定済みであることを示すものではありません。
Product-level JSBA status is applied only to products confirmed individually. New Indonesia products: to be confirmed. / 商品単位の認定状況は個別確認後に表示します。インドネシア新商品は現在「確認中」です。
JSBA recognition confirms that designated ingredients are formulated at or above the association's reference thresholds, verified through analysis. It does not guarantee the product's effects or efficacy. / JSBAの認定は所定成分の配合・基準値を確認するもので、効果・作用を保証するものではありません。
研究背景
JSBAは化粧品業界の一部事業者が参加する任意団体で、認定基準を公表しています。
化粧品で言えること
証書に記載の認定番号・発行日など、確認できた事実のみをそのままご紹介できます。
言えないこと
この認定が個別商品の効果や安全性を保証するとは言えません。
化粧品表示・安全性に関する考え方
全成分表示を行い、使用前のパッチテストをおすすめしています。肌に異常を感じた場合は、ただちに使用を中止してください。
化粧品としての安全性は、成分の選定、配合バランス、製造管理の積み重ねによって確保するものと考えています。個人差があるため、すべての方に刺激が起きないことを保証するものではありません。
研究背景
パッチテストの実施方法や、皮ふ刺激性評価の考え方は化粧品科学の一般的な知見です。
化粧品で言えること
全成分表示を行っていること、パッチテストの実施をおすすめすることをご説明できます。
言えないこと
すべての方に刺激が起こらないと保証することはできません。
01全成分表示
配合されているすべての成分を、化粧品表示名称でご確認いただけます。
02パッチテストの推奨
初めてお使いになる際は、二の腕の内側などで24〜48時間ほど様子を見ることをおすすめします。
03異常時の使用中止
赤み、かゆみ、刺激などを感じた場合は使用を中止し、必要に応じて医師にご相談ください。

研究背景は誠実に。化粧品としての表現は、慎重に。
よくあるご質問
研究背景と化粧品としての表現に関する、よくいただくご質問をまとめました。
Genrêverの製品は幹細胞そのものを含んでいますか?
含んでいません。配合しているのは、細胞培養の過程で得られる液体成分(順化培養液)であり、生きた細胞や組織そのものではありません。「浸透」という言葉はどこまでを指しますか?
肌の最も外側にある角層までを指します。真皮など肌の奥に浸透するという意味では使用していません。配合成分の割合(%やppm)は公開されていますか?
地域の制度により開示形式が異なるため、現在確認中です。確認が取れた成分から順次公開します。成人細胞リプログラミングの研究は製品に使われていますか?
現時点では研究背景としてご紹介するにとどめています。製品への具体的な応用は断定していません。JSBA認定は商品ごとに取得していますか?
いいえ、企業単位での認定です。個別商品がどこまで基準に適合しているかは現在確認中です。パッチテストはどのように行えばよいですか?
二の腕の内側など目立たない部位に少量をつけ、24〜48時間ほど様子を見てください。異常があれば使用を中止してください。製造はどこで行われていますか?
日本国内の工場で製造しており、当社の品質基準に沿って管理しています。詳細はJSBA認定パネルをご覧ください。「クリニックでの知見」は化粧品の効果として使われていますか?
いいえ。Genrêver Clinicは医師の管理のもとで運営されており、そこで得られた知見を化粧品の効果として示すことはありません。

Genrêverの製品は化粧品です。疾患の診断・治療・予防を目的とするものではなく、細胞を再生させるものでも、肌の奥(真皮)に作用することを示すものでもありません。効果には個人差があります。