
成分解説
米国Invitrxの研究背景から選んだ培養液
原料 → 分析 → 処方 → 化粧品での役割。確認できた資料の範囲を、出典別にご説明します。
Invitrx Therapeutics について
Invitrx Therapeutics は2003年創業の米国企業です。公式サイトでは、成人幹細胞技術・再生医療・細胞関連技術を背景とし、研究および製造施設、品質管理体制、そして原料である Polypeptide Enriched Media(PEM)を紹介しています。
GENRÊVERの一部処方では、Invitrxの培養液を活用しています。Invitrx Therapeuticsとの日本国内独占販売契約は完了しています。
Invitrxは再生医療研究を背景とする企業です。医療研究の領域で語られる内容は、化粧品であるGENRÊVERの効果とは切り離してお読みください。当サイトでは、疾患・治療・治癒に関する研究事例を商品訴求として掲載しません。
取り扱い培養液・関連原料
当社では、Invitrx Therapeutics由来の以下の培養液・関連原料を取り扱っています。
化粧品表示名称
- ヒトサイタイ間葉幹細胞順化培養液
- ヒト臍帯血細胞順化培養液
- ヒト線維芽細胞順化培養液
- ヒト脂肪間質細胞順化培養液
- ヒト脂肪由来間葉系細胞エクソソーム
- ヒト(サイタイ血/間葉系)幹細胞順化培養液
- NAD+エクソソーム
「取り扱い」は原料としての取り扱いを示すもので、すべてのGENRÊVER商品への配合、すべての施術での使用、効果効能、安全性、承認を意味するものではありません。
各商品への実際の配合は、その商品の全成分表示を優先してご確認ください。

PEM(ポリペプチド強化培養液)とは
Polypeptide Enriched Media(PEM)は、日本語では「ポリペプチド強化培地/培養液」にあたります。メーカー資料では、臍帯血由来幹細胞の培養液を背景とし、サイトカインや成長因子など多様なタンパク質を含む原料として説明されています。
「幹細胞そのものを化粧品に配合している」のではありません。細胞培養の過程で得られる液体成分に着目した化粧品原料です。生きた細胞や組織は配合していません。
数の扱い
「380種類」という表記について
メーカー提供資料では380種類と説明されています。今回提供された比較グラフから、項目名と数値を読み取れる34項目を掲載しています。380項目すべての測定表を掲載するものではありません。
この「380種類」は、GENRÊVER完成品に含まれる成分数でも、効果の数でも、臨床的な効果を示す数値でもありません。
用語の区別
ヒト幹細胞順化培養液とPEMは同義ではありません
ヒト幹細胞順化培養液は、ヒト幹細胞を培養する過程で得られる培養上清から細胞そのものを取り除いた、化粧品原料の区分です。一方、Polypeptide Enriched Media(PEM/ポリペプチド強化培養液)は、Invitrxが説明・提供する独自の原料・技術名称であり、日本国内におけるヒト幹細胞順化培養液の一般名称や同義語ではありません。両者は由来、製造方法、規格、成分構成、表示名称を個別に確認し、区別して記載します。製品に使用される原料の正式な表示名称は、各商品の全成分表示をご確認ください。
原料から、化粧品での役割まで
4つの段階に分けると、どこまでが原料の話で、どこからが化粧品の話なのかがはっきりします。
01
原料
培養工程で得られる液体成分を、化粧品原料として調製します。細胞そのものは含みません。
02
分析
メーカー側で、含まれるタンパク質・情報伝達因子の量(pg/mL)が測定されます。掲載値はその提供資料の転記です。
03
処方
GENRÊVERの処方では、他の保湿・整肌成分と組み合わせ、使用感と安定性を見ながら配合量を調整します。配合量は確認中です。
04
化粧品での役割
うるおいを与え、乾燥を防ぎ、キメを整えること。うるおいによるハリ・ツヤのある肌印象を支えることを目的としています。
INVITRX比較グラフの原料分析値(提供資料、pg/mL)
以下は原料に関する測定値です。GENRÊVER完成品の数値ではありません。
| 項目 | 分類 | pg/mL |
|---|---|---|
| TGF-β1 | 原図表記 | 2010 |
| TGF-β2 | 原図表記 | 733 |
| TGF-β3 | 原図表記 | 82 |
| PDGF-AA | 原図表記 | 1902.2 |
| PDGF-AB-BB | 原図表記 | 128.25 |
| VEGF | 原図表記 | 1715 |
| PGF2 | 原図表記 | 432 |
| GM-CSF | 原図表記 | 109.7 |
| IL-4 | 原図表記 | 420.1 |
| IL-6 | 原図表記 | 2418.1 |
| IL-8 | 原図表記 | 593.5 |
| IL-15 | 原図表記 | 167.7 |
| TNF RI | 原図表記 | 2617.9 |
| MCP-1 | 原図表記 | 2500.5 |
| G-CSF | 原図表記 | 2440.1 |
| ICAM-1 | 原図表記 | 1580.9 |
| TIMP-1 | 原図表記 | 7683 |
| TIMP-2 | 原図表記 | 11036.8 |
| BFGF | 原図表記 | 334.6 |
| BMP-5 | 原図表記 | 944.5 |
| BMP-7 | 原図表記 | 2365.2 |
| B-NGF | 原図表記 | 233.7 |
| EGF R | 原図表記 | 283 |
| FGF-4 | 原図表記 | 1253.8 |
| GDF-15 | 原図表記 | 1655.4 |
| GDNF | 原図表記 | 1755.9 |
| HGF | 原図表記 | 1755.3 |
| IGFBP-2 | 原図表記 | 19266.2 |
| IGFBP-3 | 原図表記 | 46208.7 |
| IGFBP-4 | 原図表記 | 14176.2 |
| IGFBP-6 | 原図表記 | 54077.7 |
| INSULIN | 原図表記 | 18556.9 |
| OPG | 原図表記 | 25778.9 |
| ANG-1 | 原図表記 | 2314.5 |
出典:Invitrx 成長因子の比較データ、左側「INVITRX PG/ML」。数値・項目名は資料の表記どおりに転記し、小数桁を維持しています。
資料上で判読が不確かなEGF、EDNF、PIGF、および末尾のTGFB-1は掲載していません。
測定法、試験日、ロット、反復数、ばらつき、検出限界は資料に記載されていません。右側「Korean Pg/ml」との試験条件の同等性も確認できないため、優劣や倍率を示しません。GENRÊVER完成品の含有量・配合率・効果を示す値ではありません。
成分分類の読み方
左が研究上の背景、右が化粧品としての役割です。両者は別のものとしてお読みください。
TGF (Transforming Growth Factor)
研究上の背景
生体研究において、細胞どうしの情報伝達に関わるとされるタンパク質の分類名です。
化粧品としての役割
化粧品では、保湿・整肌を目的とした処方設計の一部として扱います。
PDGF (Platelet-Derived Growth Factor)
研究上の背景
研究上、成長因子として分類されるタンパク質群の呼称です。
化粧品としての役割
うるおいを与え、乾燥を防ぐ処方の構成要素としてご説明します。
EGF (Epidermal Growth Factor)
研究上の背景
研究分野で広く知られる成長因子の分類名です。
化粧品としての役割
キメを整えることを目的とした処方の一部です。特定の医療的作用は主張しません。
VEGF (Vascular Endothelial Growth Factor)
研究上の背景
研究上の分類名です。血管に関する研究文脈で語られます。
化粧品としての役割
化粧品としては、血管や血流に関する作用を一切主張しません。保湿・整肌の範囲でのみご説明します。
FGF (Fibroblast Growth Factor)
研究上の背景
研究上、線維芽細胞に関連して語られる成長因子の分類名です。
化粧品としての役割
化粧品が線維芽細胞に働きかけるとは申し上げません。うるおいによる肌印象の範囲でのご説明です。
IGF (Insulin-like Growth Factor)
研究上の背景
研究上の成長因子分類のひとつです。
化粧品としての役割
保湿・整肌を目的とした処方の一部としてのみ扱います。
Interleukin (IL)
研究上の背景
生体内の情報伝達に関わるとされるタンパク質群の総称で、研究上の分類名です。
化粧品としての役割
抗炎症や免疫に関する作用は主張しません。化粧品としての説明は保湿・整肌に限定します。
表現の境界
医療的作用は化粧品の効能としません
これらは生体研究で用いられる分類名です。細胞増殖、血管新生、創傷治癒、抗炎症、発毛、治療効果といった医療的作用を、GENRÊVER化粧品の効能として断定することはありません。
線維芽細胞・コラーゲン・エラスチン
研究上の背景としては平易にご説明しますが、化粧品としてできることは別に書き分けています。
線維芽細胞
研究上の背景
皮ふの深い層に存在し、コラーゲンやエラスチンをつくる細胞として研究で説明されます。
化粧品としての役割
GENRÊVER化粧品が線維芽細胞を増やす、活性化するとは申し上げません。
コラーゲン
研究上の背景
皮ふの構造を支えるタンパク質として研究で扱われます。
化粧品としての役割
コラーゲン生成を促進するとは申し上げません。配合する加水分解コラーゲン等は保湿成分としての役割です。
エラスチン
研究上の背景
皮ふの弾力に関わるタンパク質として研究で説明されます。
化粧品としての役割
真皮を再生する、弾力を回復させるといった表現は使用しません。うるおいによるハリのある肌印象までのご説明です。
品質・安全性に関する資料
メーカー提供資料に含まれる項目の例です。GENRÊVER採用ロットの証明ではありません。
提供検査証明書:16項目の記載結果
| 検査項目 | 記載結果 |
|---|---|
| ライム病 C6抗体(ELISA法) | ≤0.9 陰性 |
| シャーガス病(EIA法) | 反応無し |
| サイトメガロウイルス抗体 | 陰性 |
| B型肝炎のコア抗体 | 反応無し |
| B型肝炎の表面抗原 | 反応無し |
| C型肝炎ウイルス抗体 | 反応無し |
| HIV-1/HIV-2 Plus O | 反応無し |
| 成人T細胞白血病ウイルスI型/II型抗体 | 反応無し |
| 梅毒スクリーニング(血清検査) | 反応無し |
| Ultrio Elite B型肝炎核酸検査 | 反応無し |
| Ultrio Elite C型肝炎核酸検査 | 反応無し |
| Ultrio Elite HIV-1/2核酸検査 | 反応無し |
| ウエストナイルウイルス | 反応無し |
| ジカウイルス核酸増幅検査 | 反応無し |
| ジカウイルス IgM抗体 | 陰性 |
| アメリカ薬局方〈71〉による14日間無菌状態検査 | 繁殖無し |
出典:検査証明書_20200319-2.pdf(1ページ)。ファイル名に日付らしき数字がありますが、本文には発行日・試験日の記載がなく、Allograft IDも空欄です。原料・細胞関連の資料例としての転記であり、採用ロットや完成品の安全性を保証するものではありません。
安定性・微生物試験
メーカー資料には、安定性試験および微生物試験に関する説明が含まれています。
非細胞毒性の記載
非細胞毒性に関する記載が資料上にあります。試験条件の詳細は確認中です。
ドナースクリーニング
ドナースクリーニングの実施について資料に説明があります。
原産地証明・MSDS・分析証明書
原産地証明、MSDS、分析証明書といった書類の存在が資料上で説明されています。
検査項目の例
- Lyme disease / ライム病
- Chagas disease / シャーガス病
- CMV
- Hepatitis B / B型肝炎
- Hepatitis C / C型肝炎
- HIV
- HTLV
- Syphilis / 梅毒
- West Nile virus / ウエストナイル
- Zika virus / ジカウイルス
検査証明書には上記項目の検査結果と、14日間無菌試験「繁殖無し」の記載があります。ただし当方が確認できた資料はAllograft IDが空欄のため、GENRÊVER採用ロットの証明としては扱いません。メーカー提供の検査項目例/資料例としてご紹介しています。
混同しないために
保管条件について
資料に記載された −80℃ 保存などの条件は、原料や細胞関連資料に関する条件です。GENRÊVER化粧品の保管条件ではありません。製品の保管方法は各商品ページの記載に従ってください。
出典
出典と確認状況
出典ごとに分けて記載しています。発行年と確認状況を併記していますが、最新の状態を保証するものではありません。
- Invitrx 公式サイト
- 会社背景、施設、PEMに関する記載。閲覧時点の内容であり、最新状態を保証するものではありません。
- Invitrx メーカー提供資料
- 運営会社経由で提供された資料。資料作成年を確認中の項目を含みます。
- Invitrx 成長因子の比較データ
- 分析値は左側のINVITRX欄から転記。測定法・試験日・ロットは記載されていません。原料に関する値であり、完成品の値ではありません。
- 検査証明書(提供PDF・日付未記載)
- ドナースクリーニング項目と無菌試験の記載。Allograft IDは空欄です。
GENRÊVERの製品は化粧品です。疾患の診断・治療・予防を目的とするものではなく、細胞を再生させるものでも、肌の奥(真皮)に作用することを示すものでもありません。本ページの分析値・資料はいずれも原料に関するメーカー提供情報であり、製品の効果を示すものではありません。